岡田幸子オフィシャルサイト

食養研究家の顔

おいしく食べてこそ健康だ

良薬は口に苦しという諺があります。お薬なら少々苦くても我慢して飲まなければいけないでしょうが、一生食べ続ける食品はおいしくなければいけません。人は楽しい、嬉しい、とりわけおいしいと思う時、脳内モルヒネが出て免疫力も上がるのです。

東洋医学では五臓の弱った時は五味をおいしく食べると良いと言っています。五味と言うのは酸っぱい、苦い、甘い、辛い、塩辛いの五つの味のことを言います。酢の物は肝臓を、苦いものは心臓を、甘い物は脾臓を、辛い物は肺を、塩辛い物は賢蔵をそれぞれ強くすると言われています。この五味を過剰にならないようバランス良く毎日の食事においしくとり入れて食べると内臓が強化できる訳です。

本当の健康食は身体のどの部分を治すというものではなく、まず排泄による俳毒を促進し血液をきれいにして流れを良くし、その結果として免疫力を高め身体全体、諸機能のバランスをとり、自分が自分を健康にしてゆくというものなのです。

まず毎日の食事を大切にし感謝の気持ちでおいしくいただくことこそ本当の健康食です。と言っても、極端に有機だ無農薬だと神経質にならなくても「発芽活性ハトムギ・ヨモギ」など俳毒作用のある物を食べて、より良い食品を心がけていればそんなに心配する必要はありません。

すぐれた健康法で知られるエドガー・ケーシーという人のリーディングでは「人はその考えと食べるものによってできているのだ。さらにその食べた物が消化され、その上にたって何をするかが重要な出発点である」(福田高規『人生を変える健康法』)と語られています。

現在市場に出回っている健康食品のほとんどの物は食事の代わりになるものはありません。そしてまた、1日に必要なミネラルや栄養素全てを錠剤やカプセルにして飲み込んでも健康は維持できません。おいしく咀嚼することによって分泌される唾液や消化液など身体の働きには計り知れないものがあるのです。その点、発芽活性ハトムギとヨモギの健康法はいくらか食事の代替えにもなるくらいバランスのとれた栄養補助食品です。玄ハトムギ、精白ハトムギ、発芽活性ハトムギ生粉、発芽活性ハトムギ煎粉、発芽活性ハトムギ茶、トムギ紅麹、キチンオリゴ糖、ビタミンK2等などの食品を組み合わせた物がありますから、ご自分の好みや生活のパターンに合わせて、下記の料理レシピも参考にしながら、何よりおいしく上手にとり入れて、健康をご自分のものとなさっていただきたいものです。

ハトムギ料理レシピのご紹介

発芽玄米パン考案

岡山県産の発芽玄米の粉を入れたパンを考案、岡山市などのパン店に製造を委託し販売しております。「国産米の消費拡大と、失われつつある田を残すことに少しでも役立てば」という理由からです。

半鐘屋では製菓原料の製造・販売を手がけており、中国やタイ、米国から輸入される砂糖入りの上粉粉やもち粉が増えてきたことから、国産米をあらためて見直す必要性を痛感。加工原料としても用途が広がっている発芽玄米に着目しました。

発芽玄米は、玄米を一定温度の水につけて0.5~1ミリ程度発酵させたものです。発酵することで成分に変化が起こり、玄米よりタンパク質などを多く含みます。水につけるだけではなく、一工夫加えて、甘みも引き出しました。パンを香ばしくするため、発芽玄米の粉は生と、いったのを混ぜて入れております。小麦粉との配合に気を使いましたが、噛めば噛むほど甘みが増し、柔らかさが日持ちするのが特徴で、焼いてもそのままでもおいしく食べる事が出来ます。

知人で、岡山市学南町でパン店を営む西原福子さんが、イギリス型食パンと丸いパンを作りました。乳化剤を使わないなど健康志向で、手作りにこだわってきた西原さんは「柔らかな生地で、焼き上がりの香りがいい」とお話になります。

このページの先頭へ