私の会社「半鐘屋」は、岡山市から車で北へ約1時間30分。山間の地津山という、桜の名所百選、西の小京都百選のひとつに選ばれた、水と緑と風のきれいな田舎にあります。その町で戦前は豆腐屋で50年、戦後は製粉業で50年。100年を超えて続いた古い暖簾を守りながら、主として和菓子原料の上用粉、糯粉、きな粉、発芽玄米、雑穀、そして、「ハトムギ・ヨモギ」等、国内産農産物を自社工場で加工製造し、津山市に2店舗、岡山市に1店舗の自社販売店で卸小売業をさせて頂いております。近年は、ハトムギ、ヨモギなどを材料に健康食品分野で積極的な研究開発に取り組み、他に類を見ない特徴的な商品づくりを行っております。

肌荒れとアレルギーに悩む

ひどい肌荒れとアレルギーに悩まされた事がありました。友人や回りの男性達からも「顔は化粧で誤魔化せても、手は年が争えないね」と言われ、その手はひびぎれ、和紙を揉んだ様にザラザラとした触感でした。全く皮脂が分泌しない感じで、ビタミンEやC等を服用したり、馬油を塗って、真夏にもかかわらず手袋をはめて寝ても少しも良くならず、おしまいにはシャワーを浴びていてお尻に触ってもザラつくという様な状態になり、ひどくなる一方でした。四年前の事です。

間もなく大台に乗ろうとする当時四十八歳、多分もう少し向うにあるだろう「死」よりも、今ここに来た「老化」にとまどい辛い気持ちで過ごしていました。

今から思うと、自宅を建て替える為の引越しと、岡山店の開店準備が同時になり、往復三時間の所を通い乍ら、思いがけないトラブルにまきこまれたり、同業者のいやがらせ、イベントの企画、宣伝等々「死ぬかも知れない」と思う程、精神的にも肉体的にも苦しい様々な困難を解決し、ホッとした頃の出来事ですから、夏の疲れが秋に出る様なもので、老化のみならず激しいストレスと疲労が原因だったと思われます。

ピンチはチャンス ─ 家業の「はとむぎ」で治癒

「ピンチはチャンス」と何時も前向きに考える私ですがこの時ばかりは「静かに受け入れるしかない」と精神面の努力をしていましたが、ふと六十歳でも若々しい人が多いのに私だけひどく年取るのは不公平だと思い、折しも今は亡き祖母達が「はとむぎは肌にとても良いんだよ」と言っていたのを思い出し俄然、老化防止に立ち上がる事にしたのです。

そこで、どうせならより積極的に老化防止を計りたいと、ビタミンE、カルシウム、ミネラルを考慮し、必須アミノ酸が全て揃う様に配合して、はとむぎを活性化し、香ばしく煎ったものに、国産小麦胚芽、粉ミルク、黒糖を混合したものを手作りし、毎日欠かさず飲み続けたところ、なんとあのひどい肌荒れと、かゆくただれていたアレルギーが二ヶ月ですっきり治癒したのです。そのついでに三十年来中指の先にあった魚の目様の物がなくなり、心なしかシミも薄れ、その上四kgダイエットしたのです。嬉しい驚きでした。何でも続かない私が二ヶ月も飲み続けられたのは、この物が、クッキーを粉末にした様な味で美味しかった事。そして便通、排尿が不思議なくらいすっきりとあった事でした。

出会いというのは不思議なもので、上新粉や糯粉、きな粉等の製造の傍ら「はとむぎ」も四十年来加工していたのです。こんなにも身近にあり乍ら、自分がその身になるまで私は一度も口にした事が無かったのですから…。

その後たまたま数人の友人や知人に安価にお分けしたところ評判になり、繰り返し欲しいと言われる方が増え、手間作りが間に合わなくなって商品化したのが「養命はとむぎの力」でした。

ピンチはチャンス ─ 家業の「はとむぎ」で治癒

二ヶ月間下痢が続き、癌を心配していた五十歳代の男性は、検査の結果直腸にポリープが多数あり、肛門の側の大きいものは糜爛が著しいので、手術して人工肛門を覚悟する様に言われ悩んでおられたのですが、二ヶ月「養命はとむぎの力」を食べ続け、再度レントゲンを撮ったところ小さい物はなくなり、大きい物も僅かに痕跡をとどめるのみになったと教えて下さいました。

又、アトピーに悩まされていた二十代の女性は、病院で貰った薬を服用したり、ステロイド等の治療を続けていましたが、副作用で顔の皮膚が溶けた様になり、髪が一筋散りかかれば、そのまま一筋に皮膚が破れ血が出るという様な状態で、このままでは感染症が心配されると入院していましたが良くならず、全ての治療をやめ、「養命はとむぎの力」を飲み続け三ヶ月位で両手は美しいピンク色に、顔も底の方に赤みを残すだけでつるつるになったのです。